2014年6月18日水曜日

『バルテュス展』に行ってきました!(6/18のスケッチ)

今日は終了間近の企画展『バルテュス展』(東京都美術館)に行ってきました。
土日に行くと混んでいるかな、と思い平日に行ったのですが、長蛇の列。今日は、シルバーデーで、60歳以上の人は無料の日だったようです。
バルテュス好きが集まった・・・というわけではなかったので、皆さんさらりと絵を観ていて(それはそれでむなしい)、中に入ると意外とスムーズでした。

今回来ていた中で一番よかったのは、やっぱり『夢見るテレーズ』。いつまでも見ていたいのに、なにかいけないものを見ているような気分になるので、ずっとは見ていられない、というすてきな絵です。『美しい日々』も、きれいだった。

意外とよかったのが、嵐が丘の挿絵。見た瞬間、「諸星大二郎だ!」って思った(笑)。もしかしたら、諸星大二郎は影響受けてるのかもしれない。線がとても汚くて、デッサンも狂っているのに(わざとだろうけど)、人物の顔にすごい力があってポーズもすごく不思議。がんばって真似しようとしたんだけど、無理。こんな失礼な線、一生描ける気がしません。


『地中海の猫』も、爽やかで、バルテュスらしくないのでびっくりした作品。
レストランに飾るために描いた、という説明を読んで納得。
どうりで妙にフレンドリーで分かりやすいと思った。
絵画とイラストレーションってやっぱり全然違うんだな、と感じたのでした。

バルテュスをこんなに一度に観れる機会ってなかなかないと思うので、今回の展示は大満足!です。欲を言うなら、『ギターのレッスン』も観たかった・・・けど・・・いや、大満足です!!

↓いつもの電車内スケッチ。
今日のテーマにはぴったりかもしれない、恍惚とした表情のひと。



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