意外だったのですが、ミレイの習作がとてもすてきでした。油絵より好きかも。白のヌケ感やちょっと極端なデフォルメが絶妙で、1つのイラストレーションとして完成されているように感じました。
あと、フォード・マドックス・ブラウンの『ペテロの足を洗うキリスト』『あなたの息子をお抱きになってくださいな』も良かった。前テート美術館に行った時は全然印象に残らなかったのが不思議です。特に『あなたの息子をお抱きになってくださいな』は、息子がその後死んでしまったショックで未完成のままになったらしいのですが、白すぎる画面に線が残っていたりする感じが逆にきれいだし、とても不安な気持ちにさせられます。これを描いている時も、息子の命が危ないのが分かっていたのかもしれません。
面白かったのは、ラファエル前派内の男女関係が昼ドラなみにドロドロなこと(笑)。ウィリアム・モリスと妻ジェイン、ロセッティの間に三角関係があったとか、街で個性的な女性を探してモデル(妻・愛人候補だったりもする)にしてたというのも全然知りませんでした。なんでラファエル前派の絵の中の女の人、あんなアクの強い顔(ひどい)してるんだろう、って思ってたけどこれで納得です。
ラファエル前派展は、4月6日まで!おはやめに。
↓本日の車内絵日記





↓ランキング参加中。クリックお願いします。↓